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国鉄テキ1形貨車(こくてつテキ1がたかしゃ)は、かつて日本国有鉄道(国鉄)およびその前身である鉄道省等に在籍した鉄製有蓋車である。 == 概要 == 本形式は、1910年(明治43年)に汽車製造で5両が製造された25t 積二軸ボギー鉄製有蓋車である。製造当時の形式番号はホテワ1形(ホテワ1 - ホテワ5)と称したが、1911年(明治44年)の鉄道院車両称号規程の制定によりオテワ1450形(オテワ1450 - ホテワ1454)に改番、さらに1928年(昭和3年)の車両称号規程改正によりテキ1形(初代。テキ1 - テキ5)となった。 同時期に試作されたボギー無蓋車ムボ1001形(後のトキ1形)とともに、当時としては異例の超大型貨車であったが、いずれも量産に至らなかった。 車体は全鋼製で、片側2か所に鋼製の引戸が設けられている。台枠は床下にトラスロッドの付いた平台枠である。台車は枕ばねをコイルばねとしたアーチバー台車のTR15で、最高運転速度は65km/h、車軸は10t 短軸である。荷室の寸法は、長さ9,335mm、幅2,426mm、高さ2,349mm、容積46.8m³である。車体の長さは9,728mm、全長は10,137mm、全幅は2,642mm、全高は3,423mm、台車中心間距離は6,706mm、自重は12.2 - 14.1t である。 本形式は、大垣駅および垂井駅に常備され、特定ユーザー向けに工業用生石灰の輸送に使用されたと推定されている。太平洋戦争後まで在籍し、1955年(昭和30年)3月1日に最後の1両(テキ1)が廃車となり形式消滅した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「国鉄テキ1形貨車 (初代)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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